10割の力で働いている人、さっさとそれ辞めなさい。

精神力は有限です

僕はフリーターとして色々な職場を回り、その都度色々な上司、あるいは管理職の人と仕事をしてきました。その中でひっじょーによくいる面倒なのが、

「全力で業務に取り組め」と事ある毎に言うタイプのオジサマです。

彼らは傍から見れば職務に忠実で、具体的な数字はともかくとして結果を出しているからこそ今の立場にあるわけで、まあご立派な方々と言えるでしょう。

でもそういう人と一緒にはあんまり仕事はしたくないなって感じることが多いんですよ。

何故かって?

心身に負担をかけながら目標達成することを「美徳」と捉えている節があるからです。

当たり前にこなせなければそもそも向いていない

程度の差はあるでしょうが、日本の管理職にいる人間は、繁忙期や想定外のトラブルへの備えは管理側の対処すべきことだと考えず、職場全体に負荷を分散させようとします。

「良いことも悪いことも職場全体で分かち合う」と言えば聞こえはいいかもしれませんが、それは売り上げが従業員の給料に反映される機会が多かった時の話です。今はそんな余裕のある企業の方が珍しいくらいでしょう。

正社員であれパートタイマーであれ、企業で働くのであれば通常6割、忙しければ2割増し、ミスを取り戻す時に2割増し。このくらいの配分で自分の力を惜しみながら働くべきです。

余力を残さないと宮仕えは割に合いません。負担は増えても報酬は全く増えないんですから、労働者が自分自身の負担を減らす方向に動かないと管理側が得をするだけです。

自分の許容できない負担を要求されるのであれば、その職場は向いていないと考えて、さっさと辞めた方が効率的ですって。

「お疲れ様」と言わなくていい場所を探す

会社のみならず、あなたのやりたいことに関連しそうもない組織に参加するなら、10割全力のエネルギーを費やすのはやめましょう。

自分の望みに全力投球するのはありだと思いますが、組織に所属するなら組織から得られるモノと自分の差し出すモノのバランスをよく考えなくてはなりません。

極端な話、自分のテリトリーに戻った時に疲労感があるならそれだけで危険信号です。

これからの時代、会社勤めにしろ自営業にしろエンターテイナーにしろ、「ナリワイ」は自分にとって意味のあることでなければ健常な精神は保てないでしょう。

人間がやらなければならないことを機械がやるようになった今、もはや働くこと自体には意味がなく、自分の行動の意味を周囲がもたらしてくれることはないでしょう。

ハムスターが回し車で遊ぶみたいに、自分のやっていること自体が楽しくないなら、

「死ぬまで生きる」なんてとてもじゃないけどやってらんなくなりますよ。

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