違う、そうじゃない
ちょっと前の記事に関連して思うのが、新型コロナが原因で、これから自殺者は多分増えますし、そういうことを憂慮するようなニュースもちらほらありますが・・・本当に問題視しなきゃいけないのは、
コロナが流行する前から、
毎月1500人以上が自殺していた
ってことだと僕思うんですよ。
上の図の通り、コロナがまだ流行していなかった2019年と比較してみても、2020年は異様に自殺者が多いってわけじゃありません。むしろ上半期に限れば2019年の方がヤバイくらい。
勿論2020年の12月、そしてそれ以降も自殺者増加を示すグラフがこれからたくさん出てくるでしょうけど、新型コロナが話題にもなっていない時期にこれだけ自殺者が多く存在しているのもまた事実です。
長男でも無理なものは無理
これ自殺の理由は色々あるとは思うんですよ。コロナと違って、自殺の原因が一つとは限りませんし、新型コロナの死者数が抑えられているのは、予防や治療により一層リソースを割いたからであって、放っておいたらヤバイのはコロナの方なのかもしれません。
単純に同じ脅威として扱う事はできないってことは百も承知ですけど、上のグラフって500人単位で、しかもコロナによる死者数って月500人どころかその半分もいないんですよ。
コロナウイルスの感染者数まで範囲を広げれば勿論10万人以上になりますけど、自殺者予備軍、という捉え方をするなら、同じように苦しんでいる人は、10万人以上いても不思議じゃありません。
発想を逆転させるんだ!
そもそも、コロナウイルスに苦しめられている人より自殺したくなるくらい苦しい生活を強いられていた人の方が多かったんですよ。
少なくとも自殺者数がコロナ感染による死亡者数を上回っている以上、コロナウイルスに関わる諸問題だけが突出して重要な課題であるわけがない。
「コロナで自殺者が増えること」
より、
「コロナが流行する前から自殺者が多数存在していたこと」
を取り上げてくれるメディアがあまりにも少ないことに強烈な違和感を覚えます・・・。
笑うしかないですね!