これで28回目の禁煙だよ
あなたはタバコ吸ってますか?
多分吸ってないんじゃないかと思います。値上げしまくってますからね。
日本で一番有名なタバコ・・・と言っても人によってお気に入りが違うので、
販売本数で見てみると、
単独で見ればセブンスターが多いですね(シリーズ累計って括りならメビウスが圧倒的とも言えますが)。
このセブンスターは発売当時(1969年)は100円で買えたそうですが、現在(2020年)では560円もします。
物価が違うとは言え、おそらく日本の歴史で最も物価が高かったであろうバブル期(1986年)でも、セブンスターの価格が220円であったことを考えると、タバコ税だけで2.5倍以上(220×2.5=550≦560円)も値上げされていることが分かります。
値上げされたら買わない? ご冗談を!
こんなに値上げされて税金をぶんどられている一方で、タバコ税による税収はびっくりするぐらい安定しています。
上の折れ線グラフが販売本数で、下の棒グラフが税収なのですが、平成30年までに計4回も値上げされているのに、税収は2兆円前後で安定しています。
「税収を確保するためにタバコの値上げをしている」
という推測は決して間違いではないと思います。
が、もっと重要なのは、
「これだけ値上げされてもいまだにタバコが売れている」
ことです。
異常に気づけないことこそが異常なのだ
バブル時代が終わった後、大抵の商品はデフレに巻き込まれて値下げを余儀なくされているのに、その中にあって値上げが幾度も行われたタバコは群を抜いて異常な存在です。
牛乳・ハム・ソーセージ・チーズ ・インスタントラーメン・冷凍食品等、内容量を減らすことで実質的な値上げにつながった商品は確かにあります。「高級志向の新商品」として同じメーカーから売り出されるものもあったでしょう。
ですが、タバコは商品に大幅な変更がないのに値段だけが倍以上になっており、それにもかかわらず、税収が維持できる程度には売れているのです。
もしもですよ? この資本主義社会でビジネスマンが、
「値段を5倍にしてもまだ売れる商品」
を手にしたらどう思うか・・・。
笑うしかないですね!